今年は椎茸やキノコ類にも取り組もうと思っております。研修中に一度経験があって難しくはなかったのでいけるはず!

鈴木農園が主として使っている畑は、山と呼ぶには低いかなくらいの林と林に囲まれているため、冬場は3分の2が日陰になってしまい作物が育ちません。
そこで昨年末から山の師(近所で炭焼きをしている神野さん)と一緒に山で木を切り出していまして、ホダ木として使えるコナラの木がたくさんあるのでそれを使おうという考えです。
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一昨日、やさいのえんのオバちゃんとひとみちゃんに手伝ってもらいながら、切り分ける作業と使わない木の片づけをしました。二人ともありがとね。
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なんだか美味しそうなキノコ発見

あとは菌を打ち込んでやるのを待つばかり!

ということでやっちゃいます・・・

【2/22 椎茸菌打ちイベント&青空クッキング】
専用のドリルで開けた穴に椎茸の菌がビッシリついた駒をコンコンコンコンと打ち込んでいきます。めったに触れることのない体験。菌が木に広がって…ニョキニョキとどこから生えるのかな?って想像しながらやると楽しかったり。
神野さんの解説付きでみんなで楽しくコンコンできたらと思います。
参加費1000円のお昼ごはん付き。10時河和口駅集合です。



以下、椎茸栽培について、おしえてもらったことと調べたことを元に少し解説。興味のある方はご覧ください。


まず、原木椎茸を育てる木をホダ木といいますが、ホダ木にはおおよそ的した木の種類が決まっています。どんぐりのなるクヌギやコナラ、ミズナラ、シイなどとアベマキ、ナカガシワ、シデなどが良いようです。後半の木はどんな木か知りません(笑)

ホダ木は切り分けられたものがホームセンターなどで売っていますが、今回のように山から切り出す場合いろいろな工程があります。
椎茸の菌をホダ木へ打ち込む作業を桜が咲く頃までに終わらせなければいけないので、それを元にスケジュールを立てます。
①まずは菌打ちの2ヶ月ほど前までに木を伐採します。ただし極寒期が伐採の適期。
切り倒した木はすぐには切り分けず、1ヶ月ほど葉をつけたまま放置。そうすることで葉から水分が抜け、菌のまわりやすい環境になります。「葉枯らし」といいます。
②そして約1ヶ月後、1m前後の長さに切り分けます。これは運んだり立てかけたり作業のし易い長さでいいと思います。
その状態で直射日光の当たらない場所に積んでおきます。ちなみに鈴木農園は現在ココの段階。
③そしてついに「菌打ち」。椎茸の菌がついた種駒と呼ばれる2cmほどの木の棒を、専用のドリルで開けた穴にコンコンと打ち込みます。その時、駒どうしの間隔は縦に20cm横に5cmほどにします。まぁここはホダ木の太さによって適当に。
④菌打ちが終わったら「仮伏せ」といって、菌を活着させるため4月頃まで重ねて積んでおきます。場所は日当たりの良い林が最適。4月以降は林の日陰に移動します。
⑤駒の頭に白く菌が広がりはじめた5月頃、「本伏せ」。積み方はいろいろな あるけど、井げたに積むのが簡単かなと。日は当たらず雨が十分に当たる風通しの良い場所が適しています。
⑥ついに最終作業。一夏を越した10月ごろ、「ほだ起こし」をします。収穫がし易いように合掌の形に立てていきます。場所は直射日光が当たらず冬暖かい場所が良いようです。南向きの林の中が適しているとのこと。

ここまでできたらあとは椎茸がニョキニョキ生えてくるのを待つだけ!早ければその年の秋から採れるそうですが、翌年の春と秋からが本格的に採れるようになります。


少しと言いつつ長々と書きましたが、まだ実践の伴わない解説です(笑)すいません。。
鈴木農園ではできるだけこの計画通りに進めたいと思いますが、ホダ木の移動あたりが億劫になりそう…が!それをガマンして立派に椎茸のおうちを作ってあげたいと思います!